大和証券は2001年春からから,一人ひとりの顧客の状況に応じて,適切な営業活動をするためのCRM(カスタマ・リレーションシップ・マネジメント)システムの導入を開始する。全国124の営業店のほか,コールセンター,営業本部などへの展開が終わる2001年には,約7000人の社員が利用する国内最大規模のCRMシステムになる。システム投資額は,10億円強(本誌推定)の模様。

 大和証券は新システム導入によって,「顧客ごとに取引状況や行動パターンをきちんと把握して,最適な営業活動を展開し,顧客満足度を向上させたい」(大和証券)考えだ。新システムにより,顧客の取引履歴データや残高データなど,これまで社内に散在していた顧客データを一元管理できるようにする。商品のキャンペーン企画や新商品の企画・開発にも役立てる。

 大和証券のCRMシステムでは,日本シーベル(http://www.siebel.co.jp/)製のCRMパッケージ「Siebel eBusiness 2000」を使って構築する。「Webや営業店,コールセンターといった販売チャネルの業務を,一つのパッケージでカバーしている点を評価した」(大和証券)。システム構築は,大和総研と日本IBMが担当する。(戸川 尚樹)