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 NECは9月20日,米インテルとパソコン・サーバー事業に関して提携した。提携の主眼は,インテル・プロセサ用のマザーボードをNECが開発・生産し,インテルにOEM供給すること。これによりNECは,マザーボードの生産量を現在の3倍程度に引き上げることを目指す。

 NECの狙いは,コスト競争力をつけること。「低価格サーバーで躍進中の米デルコンピュータに対抗するには,生産量拡大が不可欠」(小林一彦執行役員常務)と判断した。NECのパソコン・サーバーのシェアは国内でこそトップだが,世界市場では3%程度に甘んじており,規模のメリットによるコスト低減効果を打ち出せないでいた。

 今回の提携でNECがインテルにOEM供給するのは,2~8プロセサ構成のサーバー。この分野の製品は,「世界市場で最も出荷台数が多く,かつ性能や価格で最も激しい競争が繰り広げられている製品分野」(小林執行役員常務)である。インテルもNECに任せることで,よりハイエンドのサーバーなどに開発要員を振り向けることができる。

 一方,NECが米ストラタスと共同開発する無停止型サーバーや,今後登場させるItanium搭載サーバーといった付加価値を見込める製品はOEM供給の対象外としている。この7月に発表したばかりのアプライアンス・サーバーも対象外。

 なお,今回の提携では,中期的な製品ロードマップや製品仕様の共同策定,基本技術や部品の共同開発なども行うとしている。(玉置 亮太=日経コンピュータ

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