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 コンパックコンピュータ(http://www.compaq.co.jp/)は,「キャパシティ・オン・デマンド制度」を日本市場で2001年第1四半期から導入する。UNIXサーバーにあらかじめ予備用プロセサを搭載して販売するというもので,ユーザーは必要になったとき即時に予備用プロセサを使い始めることができる。コンパックは現在,予備用プロセサのライセンス料などを詰めており,2000年内にも正式に発表する。主に,インターネット・サービス・プロバイダやアプリケーション・サービス・プロバイダの需要を見込んでいる。

 UNIXサーバーのキャパシティ・オン・デマンド制度は,日本ヒューレット・パッカードが2000年9月から開始したばかり。日本アイ・ビー・エムも2001年第1四半期から始める計画であり,コンパックが加わることで,国内では3社が提供することになる。

 コンパックのキャパシティ・オン・デマンド制度の対象となるのは,最上位のUNIXサーバーである「AlphaServer GSシリーズ」。具体的には,2000年5月に発表した「AlphaServer GS160」および「同GS320」と,10月31日に発表した「同GS80」の3機種である。同シリーズはTru64 UNIX,OpenVMS,Linuxの3種類のOSで稼働するが,キャパシティ・オン・デマンド制度の適用はTru64 UNIXを使う場合に限られる。

 コンパックはAlphaServer GSをキャパシティ・オン・デマンド制度によって販売する際に,ユーザーが要求した数の予備用プロセサを追加搭載した状態で納入する。このときユーザーは,予備用プロセサの提供料(ライセンス料)を支払う必要がある。米国では1プロセサあたり60万円程度である。

 その後ユーザーは,予備用プロセサを使いたくなった時点で,キャパシティ・オン・デマンド専用の管理ソフトを使って予備用プロセサを稼働状態にする。この作業はユーザー自身が行う。コンパックに事前通知する必要はない。この時点で初めてユーザーは予備用プロセサを正式に「増設」したことになり,該当するプロセサの増設費用(米国では1プロセサあたり約350万円)をコンパックに支払う。

中村 正弘=日経コンピュータ