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 日本アイ・ビー・エムは11月13日,Webサイトへアクセスが集中する状況に対処するためのサービスを開始した。同社が開発したWebサイトのレスポンス測定ツールを使って,どれくらい多くの同時アクセスに耐えられるかを測定。これを基に,サーバーの構成やWebページの構成をどう変更すれば,目標とするアクセス数を処理できるか,ユーザーにアドバイスする。

 IBMの測定ツールは,同時にアクセスするユーザー数だけでなく,そのユーザーがどれくらいの割合で,Webページの閲覧をしたり,商品の検索サービスや決済システムを利用したかについても設定できる。これによって,検索用データベースや,決済システムのサーバーにどの程度負荷がかかるか,といったシミュレーションができる。

 もちろん,システム上の予測に加えて,実際にアクセスしてくるユーザーの行動も予測する必要がある。「Webサイトを紹介するテレビのコマーシャルを流すと,極端にアクセスが集中するケースがある。マーケティング部門とシステム部門の意思疎通が欠かせない。コマーシャルを流す前に,アクセス集中に対するシステムの準備しておかなければならない」(米IBMのハイ・ボリューム・ウェブ・サイト担当,ウィリー・チウ バイス・プレジデント)。

 「顧客企業もIBMもアクセスの集中を予測できない状況はまだある。どういった状況でアクセスが急増するか,業種ごとにデータを蓄えていきたい」(日本IBMの内永ゆか子ソフトウェア開発研究所長)。

 サービス料金は分析の程度や実際にサーバーを使った検証作業を実施するかどうかによって大きく異なる。米国の例では,1日で終わる簡単な分析をした場合で5000ドル程度だという。(坂口 裕一=日経コンピュータ

(IT Pro注:
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