東京電力,関西電力,中部電力の電力3社が中心になって,2001年3月に開設する,電力資材を取引する「電力マーケットプレイス」のシステム構築を,日本ユニシスが受注した。日本ユニシスは,ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)形式で,電力マーケットプレイス向けのシステムを提供する。日本ユニシスがASP用に構築するシステムには,コマースワンのマーケットプレイス構築向けの製品を使う。

 電力マーケットプレイス向けのシステム構築では,日本ユニシスが提携しているコマースワン,SAPジャパンの3社連合のほかに,日本アリバと組んだ日本アイ・ビー・エム,日本オラクルと組んだ新日本製鉄の3陣営が,提案合戦を繰り返していた。国内のマーケットプレイス構築で競合する3陣営だが,コマースワンと組んだ日本ユニシスが大きな商談を一つ勝ち取ったことになる。

 日本ユニシスは,東京電力,関西電力,中部電力の3社と三菱商事,三井物産などが出資して12月14日に設立した電力マーケットプレイス運営の新会社「ジャパン・イーマーケット(http://www.j-emarket.com/)」に,2.5%出資することも決めた。

 ジャパン・イーマーケットは,この電力マーケットプレイスに,5年後には電力以外の企業を含めた250社の買い手企業と,1万社の売り手企業を集めたい考え。取引額は3300億円を見込んでいる。構想通りに進めば,日本最大規模のマーケットプレイスになるのは確実である。

川又 英紀=日経コンピュータ

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