米マイクロソフトとソフト会社モーリンは12月14日,バイク便大手のソクハイがソフトウエアの不正コピーしたとして,東京地裁に提訴した。2社はソクハイの著作権侵害行為に対して,2000万円の損害賠償を求めている。12月14日18時時点で,ソクハイは「まだ訴状が手元にないので,何にもコメントできない」としている。

 マイクロソフトは,ソクハイがマイクロソフトの「Windows95」を26本,「Office97 Professional for Windows」を129本,「Outlook98」を10本を不正コピーしたと主張している。同様にモーリンは,同社の著作物である毛筆宛名書きソフト「筆まめ ver8.0」2本の不正コピーを指摘している。

 マイクロソフトとモーリンの発表文によると,「ソクハイは不正使用を認めているものの,不正コピーの消去および使用を中止して,正規のソフトウエアを購入すれば,過去の侵害に対して損害賠償する必要がないと主張している」という。このため,マイクロソフトとモーリンは裁判の場で決着を付けることにした。なお,ソクハイはマイクロソフト日本法人の取引先の一つ。マイクロソフト日本法人が取引先を提訴したのは,今回が初めてという。

 ソクハイの不正コピーは,1通の電子メールがきっかけで発覚した。1999年3月,社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)の著作権窓口に,「ソクハイ社内における,ソフトウエア不正コピーの実態を詳細に記した匿名メールが届いた」(ACCS)という。

戸川 尚樹=日経コンピュータ

(IT Pro注:[コンピュータソフトウェア著作権協会の発表資料へ]
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