PR

 誤操作やシステム障害により,喪失したOracleデータベースのデータを復元するソフトが登場する。富士通系のソフト会社であるアルファ・オメガソフト(http://www.alphaomega.co.jp/)が今春に出荷する「FINALDATA for Oracle(仮称)」である。不注意により消失してしまったデータが格納されている領域を,「FINALDATA」が直接スキャンすることで,データを復元する。対象は,Windows NT/2000上と,各種UNIX上にあるOracleデータベース。Oracle用のこうした復元ソフトは,まだない,としている。

 Oracle用製品の投入とほぼ同時期に,アルファ・オメガソフトは,UNIXマシンのファイル・システムにあるデータを復元できるFINALDATAのUNIX版も出荷する。対象OSとして,Linux,Solaris,AIX,HP-UXなどを想定している。FINALDATAをこれらのUNIX上で稼働し,喪失データを復元させる仕組み。現行のFINALDATAは,Windows環境で稼働し,ネットワーク経由でUNIXマシンのデータを復元する方式だった。

 アルファ・オメガソフトは富士通の社内ベンチャー制度を利用して,1995年3月に誕生した。FINALDATAは,同社と,韓国のソフトベンチャーであるファイナルデータが共同開発した製品。アルファ・オメガソフトはWindowsパソコン向けのFINALDATAを2000年1月から発売し,1年間で1万本超を出荷した。OracleやUNIX用のFINALDATAを投入することで,UNIXマシンの市場にも売り込んでいく。

谷島 宣之=日経コンピュータ