ベンチャー企業のぷうばは2001年4月,一般消費者向けの無料インターネット電話サービスを,ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)形式で他企業に提供し始める。ぷうばのASPサービスを利用する企業は,広告の視聴と引き替えに,無料インターネット電話サービスを一般消費者に提供できるようになる。4月以降,ぷうばのASPサービスを使った無料インターネット電話を自社のWebサービスの一環として提供する会社が登場すると見られる。サービスの利用者はマイクやスピーカなどを備えたパソコンから,特定エリアの一般電話に無料で通話できる。ただし,インターネット接続料金やアクセス・ポイントまでの電話代は利用者自身が負担する。

 ぷうばは,無料インターネット電話サービスのシステム・インフラを検証するため,2000年11月から試験サービス「RiRiRi Phone(http://www.ririri.ne.jp/)」を提供していた。予想以上に多くの利用者が集まったため,同社自身も4月から本サービスに移行することにした。1月中に本サービスに移行する計画もあったが,システム検証をさらに2カ月間続けることにした。

 現在ぷうばが実施している試験サービスには,同社の無料インターネット電話サービスの恩恵を最も受けられる,定額のインターネット常時接続サービスの利用者などが約1万人集まっている。

川又 英紀=日経コンピュータ