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 コンパックコンピュータ(http://www.compaq.co.jp/)と富士通(http://www.fujitsu.co.jp/)は1月31日,ストレージ事業に関して提携した。提携の骨子は,日本国内における製品やサービスの相互供給と,両社製品を利用したSAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)などの動作検証の二つである。

 両社は今後,顧客企業の要望に応じて,SANを構築する際に互いのストレージや関連ソフト製品を調達,システム・インテグレーション方式で販売する。両社ともに相手から調達する具体的な製品を特定していないが,コンパックは富士通のメインフレーム向けストレージを,富士通は主にコンパックの中規模ストレージをそれぞれ扱うことになりそうだ。

 動作検証については,コンパックと富士通が,それぞれの検証施設に両社のサーバーとストレージを設置する。両社の製品同士を接続した場合の動作確認を行うとともに,SAN環境も構築して,データのバックアップやストレージの障害管理といった作業を支障なく実行できるかどうかを検証する。

 さらに両社は,SAN関連の標準化団体であるSNIA(http://www.snia.org/)に対して,検証結果をSAN関連の技術仕様の標準化案として報告する。

 2000年来,ストレージ業界ではベンダー同士の提携や協業といった合従連衡が加速している。ストレージ製品の相互OEM供給に関しては,米コンパックと米IBMが2000年7月に提携済み。このほか,日立製作所が米ヒューレット・パッカードに対して,日立の大型ストレージである「SANRISE2000」シリーズをOEM供給している。各社は製品を相互に供給したり製品間の接続性を確保するなどして互いの事業を補完しあい,“共通の敵”である米EMCを追撃する。(玉置 亮太=日経コンピュータ

(IT Pro注:[発表資料へ]

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