エキサイト(http://www.excite.co.jp/)は4月2日,検索サイト「excite」内のニュース・サイト「エキサイトニュース」をリニューアルする。読売新聞や日本経済新聞など全国紙4紙を含む国内28社,42メディアがWeb上で発信している過去1週間のニュースのタイトルを一括で検索できるようにする。

 現在エキサイトは,毎日新聞社や時事通信社,ロイターなど9社11メディアから,ニュース系のコンテンツを購入している。これに加え,メディア各社から記事のタイトルだけを自動的に収集し,記事本文はそれぞれのメディアへジャンプする仕組みを追加することで,扱う記事タイトルの数や媒体数を大幅に増やす計画だ。こうした方式を採用するポータルは,日本では初めてだという。

 エキサイトニュースの事業を統括する野口美樹プロデューサーは,「ニュース・コンテンツの購入は,相手側のシステムやニュース更新ポリシーの違いなどで,なかなか提携先を広げるのが難しい。記事タイトルだけを収集する方式は,本文を含めたコンテンツ提供を受けるよりも,容易に実現する。今後も,業界専門誌なども含めて積極的に提携メディアを増やしていく。目指すは,日本初のニュース・ポータルだ」と語った。

 さらに,野口プロデューサーは,「ニュースなどビジネス系のコンテンツは,コミュニティ系とは違い,アクセスが集まれば集まるほど広告価値が高まり,エキサイトの収益に貢献できる」と続けた。しかし,エキサイトニュースもしょせんは,先行投資,広告依存型の収益モデルだ。このビジネス・モデルを貫いてきた結果,同社の2001年3月期決算は,売上高25億円に対して,十数億円の赤字になる見通しだ。

 ただし,現在エキサイトでは携帯電話向けの有料コンテンツ提供など,広告収入以外の収入源が育ってきており,全社的にも広告依存モデルから脱却していく方針だという。例えば,出会いや友達探しのWebサイト「エキサイトフレンズ」は,J-SkyWebやEZwebなど向けの有料コンテンツとしても提供しているが,すでに年間5億円ほどの売り上げを稼いでいるという。

 4月からエキサイトニュースで検索の対象となるメディアは,全国紙では読売新聞,日本経済新聞,毎日新聞,産経新聞。地方紙は,福島民報,東京新聞,神奈川新聞,京都新聞,沖縄タイムズなど。スポーツ・夕刊紙は,日刊スポーツ,夕刊フジ,ゲンダイなど。オンライン専業メディアでは,Cnet,HotWired,ASCII24,Biztech,ZDNET,INTERNET Watch,PC Watch,IT Proなど。

井上 理=日経コンピュータ