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 CSKとIBMが合弁で設立したシステム・インテグレータ,ジェー・アイ・イー・シー(JIEC,http://www.jiec.co.jp/)は,社内システムで利用していたIBMメインフレーム(OSはOS/390)を,IBMのUNIXサーバー(OSはAIX)に切り替えた。この結果,年間のシステム運用費を1億1500万円から1700万円に削減できたという。

 JIECが切り替えを実施したのは昨年11月1日。JIECの新宿本社内に合計4台のUNIXサーバー(IBMのRS/6000)を導入し,CSKグループ企業のCSKネットワークシステムズが保有するIBMメインフレーム上で動かしていた社内システムのアプリケーションを移行した。

 移植したアプリケーションは,契約管理,経費管理,会計といったJIECの基幹業務を処理するものである。IBMのCOBOL?で記述したプログラムは約600本,ステップ数にして約30万。このうちバッチ系が260本,オンラインの画面系が270本,サブルーチンなどが70本。データベースにDB2,トランザクション管理モニターにCICSを使っている。

 JIECはこれらの基幹系システムを約35人・月の工数でAIXに移植できた。AIX上にもDB2とCICSがあるため,移植は比較的容易だったという。COBOLアプリケーションの処理系はCOBOL?からメラントが販売するMicro Focus COBOLに切り替えたが,プログラムの修正はほとんど不要だった。工数が発生したのは,CICSの画面まわりの定義のやり直しやDB2の資源定義など。メインフレーム用のJCLをUNIXのシェルスクリプトに書き換える作業もあった。

 メインフレームの大型高速プリンタを利用できなくなったため,電子帳票サーバー・ソフトのReportViewerを新規導入し,ReportViewerを使ってレーザープリンタに帳票を出力するようにした。(谷島 宣之=日経コンピュータ