米IBMや日立製作所,東芝など,電子機器メーカー大手10社が中心になって2000年6月に設立したマーケットプレイス運営会社「米E2open」は4月17日,100%出資の日本法人「イーツーオープン・ジャパン」を7月に設立すると発表した。

 イーツーオープン・ジャパンの社長には,E2openの出資企業である松下電器産業で,音響機器やビデオ事業に携わっていた四角利和氏が就任する。「設立当初の従業員は20人程度。日立,東芝,松下,日本IBMなどE2openに出資する日本企業から出向してもらう方針だ」(四角氏)。

 イーツーオープン・ジャパンの役割は,「戦略メンバー」と呼ぶパートナ企業の拡大と,E2openの取引システムに取り込む日本仕様の策定。戦略メンバーは,取引システムのプロトタイプ作りなどに加わり,仕様にも注文を出せる。日本企業では,オムロン,リコー,三洋電機,シャープが戦略メンバーとして参加しているが,「これを2001年中に10~12社程度に拡大する」(イーツーオープン・ジャパン)。日本仕様は,日本語の利用のほか,決済の仕組みなど日本市場に固有の取引形態に関する仕様を固め,E2openにリクエストを上げる。

(森 永輔=日経コンピュータ編集

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