ソニー銀行の石井社長 インターネット専業のソニー銀行(URLはhttp://sonybank.net/,現在は未開設)が6月11日に開業する。普通預金や定期預金,投資信託,カード・ローンなどを提供する。3年後に40万口座,預金残高5000億円の獲得を目指す。有人店舗を構える計画はないが,全国の三井住友銀行のATMや九州地区を除くコンビニエンスストアam/pmのATM,合計約7600台が利用できる。2002年初めには郵便貯金のATMも利用できるようにする計画だ。同時期にはiモード携帯電話や携帯情報端末からのサービス提供も始める考え。

 ソニー銀行の石井茂社長は5月10日の記者会見で,「せっかくソニーが銀行をやるのだから,ソニーらしさを出す」と切り出した。ソニーらしさを,「技術力,コンセプトの提示,エンタテインメント性」の三つで表現する。その代表例が,口座開設者が利用できる資産運用ツール「MONEYKit(マネーキット)」だ。MONEYKitを使えば,簡単に資産形成のシミュレーションやローンの返済計画を確認できる。「ITを最大限活用し,顧客のプライベート・バンクを目指す」(石井社長)。

 インターネット専業銀行としては,すでにジャパンネット銀行がある。ジャパンネット銀行の設立母体である三井住友銀行はソニー銀行にも出資している。石井社長は「三井住友銀行とは信頼を持っておつき合いしていく。ただしジャパンネット銀行とは競合関係になるのは間違いない」とコメントしている。

川又 英紀=日経コンピュータ

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