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 富士通は6月21日,アプリケーション・サーバーをはじめとするミドルウエア群の新版「INTERSTAGE V4」を販売開始した。最大の目玉は,iモード上で動作するJavaプログラム「iアプリ」から,アプリケーション・サーバー上の「EJB(Enterprise JavaBeans)コンポーネント」を呼び出す機能を搭載したこと。このような機能を搭載したアプリケーション・サーバーは,INTERSTAGE V4が初めて。iアプリを使った,本格的な企業システム実現への道を開いたと言えるだろう。

 INTERSTAGEは,(1)アプリケーション・サーバーと開発環境の「Application Server」,(2)ERPパッケージ(統合業務パッケージ)など他のシステムとの連携を図る「Integration Server」,(3)Webブラウザや携帯電話からアクセス可能にする「Portal Server」,(4)ネットワークのセキュリティや負荷分散機能を提供する「Network Access Server」で構成する。V4では,iアプリとEJBを連携したアプリケーションを実現するために,(3)に含まれるポータル開発/実行環境「PortalWorks」に対して,iアプリとEJBの連携機能を追加した。実現手段として,富士通とNTTソフトウェア(http://www.ntts.co.jp/)が共同で開発したBLUEGRIDと呼ぶ技術を利用している。

 (1)に含まれる開発環境「APWORKS」にも,iアプリの開発支援機能を追加した。iアプリの画面をビジュアルに作成できるほか,エミュレーション機能により,APWORKS上でiアプリの実行の様子を確認できる。また,(4)に対しては,携帯端末向けの負荷分散やアクセス制御機能を追加した。

 INTERSTAGE V4に対しては,このほかにRosettaNetやebXML,SOAP,WSDLといったBtoBシステム関連仕様のサポートを中心とする数多くの強化を図っている。J2EE(Java2 Enterprise Edition)に関しては,Servlet 2.2やJSP(JavaServer Pages)1.1,EJB1.1などに対応。J2EE1.2仕様に完全準拠したという。

 動作OSはWindowsとSolaris。8月末から順次出荷する。価格はApplication Serverが12万円(Web-J Edition)から,APWORKSが15万円(Web Edition)から,PortalWorksが300万円から。

田中 淳=日経コンピュータ