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● 「当社は顧客満足度の調査で,ここ数年高い評価を得ている。だが,それはサービスが良すぎたり,十分な対価を頂戴できていないことの裏返しではないか」。日本ユニシスの島田精一社長は,こうした見方を披露する。同氏は6月27日付で三井物産の副社長から,日本ユニシス社長に転じたばかり。「まだ勉強している段階。2カ月後ぐらいをメドに,自分なりの経営戦略を打ち出したい」としながらも,日本ユニシスの強みと弱みを分析して見せた。

 島田新社長は,日本ユニシスの弱みは「メインフレーマ体質が抜けきっていないことにある」とみている。「高い顧客満足度が利益に結びつかないのは,(メインフレーマ時代の)高コスト体質や効率の悪さが社内に残っているため」と続ける。

 日本ユニシスの業績は,ここ数年,連結売上高3000億円程度で伸び悩んでいる。これまで順調に伸びていた経常利益も,直近の2000年度(2001年3月期)は急落した。こうした状況が島田新社長の冒頭の発言を引き出したようだ。「慎重かつ間違いなくシステムを構築する上に,価格は安いのだから,顧客満足度が上がるのは当たり前」というわけだ。ソフト/サービス事業は日本ユニシスの売り上げの7割程度を占める。それだけに,ここで利益を出さなくては,同社の飛躍は難しい。「付加価値の高いビジネスを伸ばして,利益が上がる体質を築きたい」と島田社長は意気込む。

 一方,島田新社長は「グループ全体で5000人程度いるSE軍団が当社の強み」と力説する。「米ユニシスだけでなく,サンやHPなど各社のサーバー製品を組み合わせたシステム構築における経験とノウハウは,他社の追随を許さない」と語った。

星野 友彦=日経コンピュータ