ソニーは,オフィス用品など間接資材の調達管理システムを,アリバ製品で統一することを正式に決めた。全世界のソニー・グループ社員約18万人が,アリバの調達管理ソフト「Ariba Buyer」を利用する。2年後には総額6500億円の間接資材をネット調達する計画である。

 ソニーでCIO(最高情報戦略統括役員)を務める青木昭明執行役員上席常務は,「調達管理システムの基盤を統一することで,グループ全体でシステム・コストを低減できる」という。これまでソニー・グループでは,地域や会社によって,SAP製品やコマースワン製品を導入するなど,個別に調達管理システムを構築していた。これまでは,「一つのシステムを構築するのに複数のベンダーの製品を使っており,無駄なコストがかかっていた」(青木上席常務)という。

 青木上席常務は「ソニー・グループの各社は,本業だけでなく社内システムの点でも,互いに競争する風土があったので,個別最適なシステムが数多く出来上がってしまった」と分析する。だが今後は,「調達管理システムに限らず,可能なものについては,グループ全体でシステムを共通化していきたい」(同)という。

戸川 尚樹=日経コンピュータ