日本IBMは9月4日から,SOHO(スモールオフィス・ホームオフィス)や一般個人向けに,無線LAN(IEEE802.11b)を使ったネットワークの導入・構築に関する専門の相談窓口を開設する。同日から販売を開始する「ワイヤレスLAN SOHO/ホーム パック」の拡販につなげるのに加えて,小規模無線LAN市場でのノウハウを蓄積し,この市場での主導権を握るのが目的。オンサイトで導入作業を支援する“出張サービス”も用意する。

 新設する窓口の名称は,「ワイヤレス・LAN・コンタクトセンター」。同社のノート・パソコン「ThinkPad」,あるいはワイヤレスLAN SOHO/ホーム パックの購入者を対象にサポートを提供する。日本IBMの伊藤雅朗通信・メディア・公益システム事業部ワイヤレスe-ビジネス開発部長は,「無線LANを中心とする“ワイヤレス”製品の市場は,一般に思われている以上に急成長するだろう。単に製品を販売するだけでなく,サポートを強化することは大きな意味がある」という。日本IBMが予想できないようなトラブル事例や活用事例を蓄積すれば,新製品開発にも役に立つからだ。

 実際,同社は「ワイヤレス・コンピューティング戦略」と銘打って無線LANなどワイヤレス市場の開拓に力を注いでおり,例えばWebアプリケーション・サーバー「WebSphere」の拡張版として,携帯電話・PDA向けの画面を自動生成する機能を持った「WebSphere Everyplace Server」を発売済み。今後,発表する製品・サービスについても,原則として“ワイヤレス対応”にするという。

(矢口 竜太郎=日経コンピュータ)