インテル日本法人は9月11日,Pentium4プロセサ用のチップセット「845チップセット」を発表した。インテルの最新鋭CPU,「Pentium4」を拡販するための鍵を握るもので,インテルは「このチップセットにより,2001年末にかけてPentium4搭載パソコンが普及価格帯になる。Windows XPも登場し,買い換え需要を喚起できるだろう」(坂野勝美第一営業本部長)と期待する。

 845チップセットの特徴の一つは,安価なメモリー素子「SDRAM」をPentium4搭載パソコンの主メモリーにできること。現在,販売されている「850チップセット」では,SDRAMより高価な「RDRAM」しか利用できず,Pentium4搭載パソコンの価格を下げる障壁となっていた。

 インテルは今後,動画の編集やエンコーディング(符号化)の需要が高まると見ており,この用途にPentium4搭載パソコンが最適と訴えていく。インテルによると,動画のエンコーディングをした場合,2GHz動作のPentium4は,1GHz動作のPentiumIIIと比べて処理速度が81パーセント高速化するという。

 一方,企業向けではウイルス・スキャンやデータ圧縮,暗号化など,クライアント・パソコン上で,バックグラウンドで行う処理が増えていると指摘。リース切れやOSの切り替えなどのタイミングで,より処理速度の速いPentium4搭載パソコンへの買い換えを進めたい意向だ。

坂口 裕一=日経コンピュータ