「ITコーディネータ補」の第1回認定試験の受験応募者が,1565人にとどまった。ITコーディネータ協会では5000人程度の応募を見込んでいたが,その見通しは外れた。ITコーディネータ補は,IT(情報技術)と企業経営の両面に精通し,企業のIT活用を支援する人材である「ITコーディネータ」の“卵”。 第1回認定試験は今年の12月2日に実施する予定で,8月1日から9月28日まで受験の申し込みを受け付けていた。

 応募者数が伸び悩んだ理由として,ITコーディネータ協会は「告知不足」のほかに,「難しい試験との印象があるため,試験を受ける前にケース研修を受講しようと考えた人が多かったからではないか」と分析している。

 ITコーディネータ協会は,次回の試験までにユーザー企業の情報システム部門に在籍するITプロフェッショナル向けの告知に注力することを検討中だ。たとえば金融機関では,顧客企業への融資の際にシステムに関するアドバイスを実施することで,競合他社と差異化を図ろうとする動きがある。このときにITコーディネータの資格が,役に立つと考えている。
森 永輔=日経コンピュータ