PR

 コンパックコンピュータは10月30日,ストレージの新製品「StorageWorks Enterprise Virtual Array(EVA)」を発表した。11月下旬に出荷開始する。EVAは,同社のストレージ製品の最上位機で,最大記憶容量は12テラバイト。「現行の最上位機であるEnterprise Modular Array 12000(EMA12000)に比べて,入出力処理のスループットを約4倍向上させた」(コンパックの古谷幹則ストレージ製品本部長)のが特徴。コントローラとディスク・ドライブとの間を,2Gビット/秒のファイバ・チャネルで接続することで転送速度を高めた。EMA12000はSCSI接続である。

 EVAは加えて,データ配置の自律的な再編成機能をコントローラに持たせることで,運用を容易にした。たとえば,格納する各ディスクへのアクセス頻度が均等になるよう,データを自動的に再配置する。RAIDを構成するディスク・ドライブの一つに障害が発生した場合には,残ったディスク・ドライブだけでRAIDを自動的に再構成する。価格は3700万円から。

 コンパックは同時に,「Private Storage Utility(PSU)」と呼ぶ新しいアウトソーシング・サービスを発表した。ストレージ製品をユーザー企業にレンタルすると同時に,バックアップやリストア,キャパシティ管理などのサービスをコンパックの拠点からリモートで提供するというものだ。「この種のサービスは,たぶん業界で初めて」(古谷本部長)。インターネット・データ・センターやSSP(ストレージ・サービス・プロバイダ)など,大容量のストレージを持ち,膨大な管理負荷を抱えるユーザーがターゲットだ。料金は個別見積もりで,2002年1月から提供する。

 さらにコンパックは同日,SAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)対応のストレージ製品をNAS(ネットワーク・アタッチト・ストレージ)として利用できるようにするためのゲートウエイ製品「StorageWorks NAS Executor E7000」も発表した。出荷開始は11月下旬,価格は1000万円から。コンパックは2002年度(2002年1~12月)に,EVAとNAS Executor E7000を500台ずつ,PSUを10社に販売する計画だ。

森 永輔=日経コンピュータ