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 Linuxに特化した事業を展開する2社が2002年1月1日に合併する。Linuxシステムの受託開発などを手がけるテンアートニ(http://www.10art-ni.co.jp/)と,Linux搭載のサーバーを開発・販売するノーザンライツコンピュータ(http://www.nlcomputer.com/)だ。テンアートニが存続会社になる。

 合併の狙いは,Linuxを使った大規模システム案件の受注を強化すること。ノーザンライツは,可用性を高めたクラスタ・サーバーや超並列サーバーの開発,Linuxでの動作検証などに関するスキルを持っている。これに,テンアートニのシステム構築のノウハウを合わせることで,目標を達成する考え。今後は複数のOSを利用しているユーザー企業のシステム環境も考慮し,Linux以外のシステム案件も手がけていく計画だ。

 テンアートニの筆頭株主である大塚商会の稲子谷昭専務は,「サーバー市場でLinuxのシェアは現在7.5%だが,将来は30%程度まで成長すると見ている。そうなれば,大規模システムもLinuxで構築したいというニーズは増す」と話す。

 合併後,大塚商会はテンアートニを通じてLinux事業を強化していく考えだ。テンアートニは,別の出資会社であるNECやコンパックに対して,Linux搭載のクラスタ・サーバーや超並列サーバーに関する技術を提供することも検討するという。「テンアートニの技術や人材を広く活用してもらうことで,ビジネスを拡大していく」(大塚商会の稲子谷専務)。

 テンアートニは社員数94人で,売上高10億3000万円(2000年度)。ノーザンライツは社員数30人で,売上高4億6000万円(同)。合併後のテンアートニは,2002年度の売上高として20億円を目標に掲げている。

鈴木 淳史=日経コンピュータ