「当社は,単純なホスティング・サービスだけでなく,コンサルティングから運用管理までをカバーするインターネット・データセンター(iDC)事業者として,国内のサービスを継続していくことを改めてアピールしていく」。米エクソダスの日本法人エクソダス コミュニケーションズ(http://www.exodus.co.jp/)の代表取締役社長に就任した波多野邦彦氏は,今後の事業展開についてこのように説明した。

 エクソダスといえば,親会社である米エクソダスが9月26日に,連邦倒産法第11章に基づく再建手続きを申請したことが記憶に新しい。波多野社長がエクソダス コミュニケーションズの代表取締役社長に就任したのは11月1日だが,11月12日に対外的に正式に発表。新社長就任を発表することで,同社が事業を継続することをアピールした。同社では,7月31日に前社長が退任して以来,社長のポストが事実上空席だった。波多野社長は,1968年に三菱商事に入社,日本ディジタル・イクィップメント専務,デルコンピュータ副社長などを経て,BMCソフトウェアや日本エンコマースで負荷分散やアクセス管理などの運用管理ツール・ベンダーの社長を務めていた。

 同社によれば,「データセンターを単なる場所借りとして利用するよりも,ネットワークや運用管理を含めたサービスを併せて利用する企業が増えてきている。その方が企業にとってもコストを削減できるからだ」(エクソダス コミュニケーションズ)。これをデータセンター事業の追い風ととらえ,付加サービスの利用で売り上げや利益の増加につなげる意向である。

 さらに最近は,企業の基幹系システムとデータセンターを接続するといったような,システム構築を伴う案件も多いという。「当社は,野村総合研究所や伊藤忠テクノサイエンスなどとのパートナーシップの下で,システムのコンサルティングから構築,運用に至るまで幅広いサービスを分担して提供している。これらの提携を生かして,これからも日本での経営を強化していきたい」(エクソダス コミュニケーションズ)。

大和田 尚孝=日経コンピュータ