通信機器ベンダーのアルカテル・インターネットワーキング(http://www.alcatel.co.jp/ind/)とディアイティ(http://www.dit.co.jp/)は,インターネットなどのIP網を介して,LANに使われているイーサネット同士を相互に接続する通信機器「NET-G/FlatNet」を共同開発し,12月から出荷する。

 NET-G/FlatNetをLANをWANとの境界部分に設置すると,イーサネットを使って遠隔地の拠点と接続できる。これにより,「遠隔地のパソコンを,あたかも社内LANに接続されているように利用できる」(アルカテルの及川満広ジャパンカントリーマネージャー)。「Ethernet over IP」と呼ぶ技術を利用し,IP網上でイーサネットのフレームをそのまま伝送することで実現した。

 イーサネットを利用するので,IPXやAppleTalkといったプロトコルをそのまま使える。遠隔地の拠点から「VLAN(バーチャルLAN)」を利用できるメリットもある。

 両社は,この新製品とアルカテルのVLAN製品を組み合わせる用途も提案していく。WAN部分にはインターネットのほか,通信事業者が提供するIP-VPNサービスなどを利用できる。インターネットを利用する場合は,通信の暗号化機能を併用する。

 12月に出荷するモデルは10Mビット/秒に対応したポートを備え,18万8000円。2002年第2四半期には。100Mビット/秒に対応したモデルを約25万円で出荷する。2002年第4四半期には,ADSLに接続できるモデルを出荷する予定だ。

坂口 裕一=日経コンピュータ