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米カナ ソフトウェアのマイケル副社長

 CRMソフト・ベンダーの米カナ ソフトウェアのバド・マイケル マーケティング/プロダクト担当副社長(写真)が今後の戦略を語った。「合併前の旧カナと旧ブロードベースの製品を統合した新製品の日本語版は,2002年3月までに出そろう。旧カナのメール返信支援ソフトなどをベースに旧ブロードベースが得意とする分析機能を埋め込んでいく。さらに米IBMからテキスト分析技術の供給を受け,顧客から届いたメールをあらかじめ設定したルールを基に振り分ける機能を強化していく」(マイケル副社長)。カナ ソフトウェアは,2001年4月に米ブロードベース・ソフトウェアと米カナ・コミュニケーションズが合併して誕生した。経営は旧ブロードベースが引き継いでいるが,社名はブランドとして浸透している「カナ」を使っている。

 メール返信支援ソフトとして知られた旧カナ製品とは異なり,2社のソフトを統合した新製品の位置付けは変わってくる。「今後のライバルは,米ピープルソフトの『PeopleSoft 8 CRM』だろう。ERPパッケージのPeopleSoft 8と連携して動く,CRMソフトVantiveの機能が統合されているからだ」と,マイケル副社長は見ている。「ピープルソフトは,WebベースのCRMソフトの開発に2年ほど前から取り組んできている。当社とピープルソフト以外のCRMソフト・ベンダーは,まだWebベースの製品の開発実績が少ない」(同)。

 統合した新製品をテコにカナは,収益の黒字化をねらう。「2001年第3四半期は赤字だったが,第4四半期は赤字を解消できそうだ。2002年第1四半期は若干の黒字を見込んでいる」(マイケル副社長)。

坂口 裕一=日経コンピュータ