PR

インテル日本法人のジョン・アントン社長 インテル日本法人は12月6日,同社の64ビット・プロセサ「Itanium」の後継プロセサである「McKinley」の評価版を今月から,NECなどの主要メーカー向けに提供開始したことを明らかにした。
 
 McKinleyは2002年夏ごろに登場予定の次世代プロセサ。Itanium上のアプリケーションを変更せずにそのまま稼働させることができる。処理性能はItaniumと比べて1.5~2倍という。

 「日本は当社にとって,米国に次いで大きな市場だ。これからも日本市場向けの製品やサービスを積極的に投入していきたい」。インテル日本法人のジョン・アントン社長(写真)は,日本市場の重要性についてこう説明する。 

 さらにインテル日本法人は,IAサーバー内部のマザーボードや通信ボードなどの部品を,中小のサーバー販売会社に対して直接提供し始めた。これは「ホワイトボックス事業」というもの。同社は従来,一部の国内大手メーカーに対してだけこれらの部品を販売していた。「日本では今まで,中小のサーバー製品が市場にあまり浸透していなかった」(インテル日本法人の西孝典プロダクトマーケティングエンジニア)。ところが昨年あたりから,中小の販売会社のサーバー製品が頭角を現してきたために,日本でもホワイトボックス事業を始めることにしたという。一方,米国などではすでに,ホワイトボックス事業を手掛けていた。

 このほか同社は,サーバー内部のデータ転送速度を20Gビット/秒に高める仕組み「3GIO(サード・ジェネレーション I/O)」や,サーバー間で2.5Gビット/秒のデータ通信をするための技術「InfiniBand」を開発中だ。「ネットワークの高速化が進んでいるために,サーバー間やサーバー内部のデータ転送性能も高めていく必要がある」(米インテルのマイケル・J・フィスター副社長)と判断しているからだ。

大和田 尚孝=日経コンピュータ