EC(電子商取引)サイトの顧客がインターネット上でどのような行動を取るかを集計し,グラフや表で示すASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)形式のサービスが登場する。Webサイトの利用調査などを手がけるビデオリサーチネットコム(http://www.vrnetcom.co.jp/)が,2月中旬にもこのサービスを開始する。

 サービスの名前は「ECメジャーメント」。このサービスを使うと,自社ECサイトの顧客がどのようなリンクをたどってサイトに着いたか,商品を購入するまでにサイト内のどのページを遷移したかなどを把握できる。この仕組みはベンチャーの米レッド・シェリフ(http://www.redsheriff.com/)が開発した。

 ECメジャーメントではECサイト顧客の行動を把握するために,統計を取りたいECサイトのHTMLファイルに計測のためのスクリプトを埋め込む。このスクリプトは全ページに埋め込む必要がある。スクリプトを利用者のブラウザで実行すると,“信号”をレッド・シェリフの所持する計測サーバーに送る。これにより,確かにそのページがブラウザで表示されたことが分かる。

 従来,Webサイトのコンサルタントなどは,Webサーバーに記録されたログ情報をもとに顧客数を割り出そうとしていた。しかしその方法では,ブラウザのキャッシュから開いたページや,ロボット型検索エンジンから開いたページを数えられない,フレームで区切ったページをフレームの数だけ余計に数えてしまう,といった問題があった。ECメジャーメントはブラウザで表示した回数を把握できるので,これらの問題点を解決したという。

 料金は月額7万円から。月間ページ・ビューによる従量課金制をとる。レッド・シェリフはECサイト向けだけでなく,Webサイトの利用者を把握するためのASP事業を広く展開している。現在,テレビ朝日や,ニッポン放送などがおもなユーザーだ。

矢口 竜太郎=日経コンピュータ