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 日本IBMはインテル製32ビット・プロセサ「Xeon MP」を最大8個搭載できる「xSeries 440(開発コード名VIGIL)」2機種の出荷を今年5月9日に開始する。同製品は箱型のモジュール,通称“お弁当箱”ごとにプロセサを増設する方法を採用している。

 お弁当箱の正式名称は「SMP拡張モジュール」。プロセサ4個と主記憶,キャッシュ,チップセットなどを内蔵する。主記憶やキャッシュなどをSMP拡張モジュールごとに格納し,8プロセサ構成にしてもプロセサ数の増加に見合う性能がなるべく得られるようにした。同モジュールはきょう体に2個まで収容可能なので,1サーバーに合計8プロセサ搭載できる。Xeonを8個搭載できるパソコン・サーバーは同製品が初めて。

 プロセサ数だけでなく,処理速度も“売り”だ。トランザクション処理性能を測る業界標準ベンチマーク「TPC-C」などの結果によると,競合他社の製品も含めた4プロセサ構成のサーバーの中で最高性能の5万5138tpmCを記録した(http://www.tpc.org/tpcc/results/tpcc_results.asp)。これまでの1位はコンパック・コンピュータの「ProLiant DL580」で3万9158tpmCだった。

 このほか,主記憶の障害率を200分の1に低減する技術「メモリーProteXion」や,主記憶を2重化する「メモリー・ミラーリング」を採用し,信頼性を高めた。価格は540万円から。

矢口 竜太郎=日経コンピュータ