Webサイトやネットワーク機器にかかる負荷をシミュレーションするツールを販売する米カウ ネットワークス( http://www.caw.com/)は4月2日,日本オフィスを設立したと発表した。同社は2001年3月から日本で製品の販売を開始。昨年度の売り上げは2億5000万円だった。

 日本オフィスの勝部直人ディレクターは,「日本オフィス設立によりサポート体制などを強化し,今後1年で売り上げを倍増させたい」と話す。「年内に日本オフィスを株式会社にすることを目指す。IPv6や無線など日本が先行している技術を製品に取り込みたい。そのために,サポート要員などを増やしていく可能性もある」(勝部ディレクター)と意気込みを語る。

 カウ ネットワークスの製品は,インターネットの環境を再現して仮想的なアクセスを作り出す「WebAvalanche」と,Yahoo!のような巨大サイトの環境を再現する「WebReflector」の2種類。

 WebAvalancheは,最大で100万人が同時接続している状況や,1秒間に2万回の接続要求を実行している状況を再現できる。大規模なWebサイトやASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)事業者の利用を想定している。

 WebReflectorは,最大で1秒間に2万回の接続が可能なWebサーバーと同様の機能を再現可能。WebAvalancheと同時に使い,ネットワーク機器メーカーがファイアウオールやロード・バランサーなどの機器のパフォーマンスを測定する用途を想定している。

 価格は,WebAvalanceは550万円から,WebReflectorは700万円から。販売代理店はWeb Avalanche,WebReflectorともに日商エレクトロニクス,住商エレクトロニクスなど4社である。

島田 優子=日経コンピュータ