新日鉄ソリューションズは4月15日,日本オラクルと共同で「RAC ソリューションセンター」を開設した。Oracle9i向けクラスタリング技術である「Oracle9i Real Application Clusters(Oracle9i RAC)」を使ったシステムの性能評価や動作検証を行う。UNIXサーバーの種類や台数ごとに,組み合わせの可否や処理性能を記述した一覧表を作ることで,クラスタ・システムの提案を迅速に実施できるようにするのが狙い。

 対象のUNIXサーバーは,日本IBM,日本ヒューレット・パッカード,サン・マイクロシステムズの3社が提供する製品。新日鉄ソリューションズ 基盤システムプロダクツ事業部の松島晴彦副事業部長は,「古くからオラクル製品を担いできたノウハウを,クラスタ・システムの検証にも生かしたい。システム・インテグレータとして,複数のメーカーの製品を公平に検証できることも強み」と説明する。

 Oracle9i RACは,サーバーの台数を増やすのに比例して,システムの処理性能を高めることができるクラスタ技術。「サーバーを追加するたびにデータベースの物理設計をやり直す必要がない」(松島副事業部長)。

 RAC ソリューションセンターでは,顧客のシステムにより近い形でシステム全体の処理性能を測定するために,複雑な処理を行うアプリケーションを検証に使う。「一般的なベンチマークでは,ごく簡単なテスト・プログラムを利用する。これではクラスタ・システム全体の処理性能を測定することにはならない。顧客のシステムでは,さまざまなアプリケーションを稼働させるからだ」(松島副事業部長)。

 RAC ソリューションセンターの要員は,新日鉄ソリューションズの専任担当者4人のほか,同社のシステム研究開発センターの担当者などが兼務する。

大和田 尚孝=日経コンピュータ