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 CRM(顧客関係管理)ソフトを販売するエピファニー(http://www.epiphany.co.jp/)は4月17日,新CRMソフト「E.6」4製品を6月から2003年に順次出荷すると発表した。前バージョンの「E.5」から製品ラインアップを一新。加えて,(1)J2EE(Java2 Platform,Enterprise Edition)準拠にした,(2)ユーザーの使い勝手を改良,(3)SOAP(シンプル・オブジェクト・アクセス・プロトコル)などのAPIを実装することでWebサービスに対応,などの強化を図った。

 6月に出荷するのは,「インサイト E.6」と「マーケティング E.6」の二つ。インサイトE.6はデータ分析ソフト。E.5の「エンタープライズ インサイト」のバージョンアップ版に当たる。簡単な統計分析から,クラスタ分析や因子分析などのデータ・マイニングまで可能だ。インサイト E.6では,ユーザーが分析に使用するパラメータを自由に設計できる機能を新たに追加した。

 マーケティング E.6は,顧客の属性に応じて最適なマーケティング手法を導き出すソフト。E.5の「キャンペーン マネジメント」と「リアルタイム パーソナライゼーション」を統合し,強化して実現した。例えばダイレクト・メールを出す顧客を選択した際に,「どのような経緯でその顧客を選択したのかを,一目で分かるようにユーザー・インタフェースを工夫した」(プロダクトコンサルティング本部の金翰新本部長)。

 残る2製品のうち,コールセンターを支援する「サービス E.6」は2002年9月,営業を支援する「セールス E.6」は2003年に出荷する予定。「4種類の製品をすべて使うことで,企業と顧客の接点をすべてカバーできる」(金 本部長)。

 エピファニーがE.6のうち,インサイトとマーケティングの2製品を先に投入するのは,「日本シーベルなどの競合他社との差異化を意識したため」(金 本部長)。「最近は,ERPパッケージ(統合業務パッケージ)ベンダーもCRMソフトに力を入れている。しかし,ERP系ソフトは社内のユーザーの使い勝手は考えているが,顧客の視点には立っていない。電話や電子メール,窓口など顧客のあらゆる行動をカバーできるように考えられている当社の製品には勝てないだろう」と金 本部長は自信を見せる。

島田 優子=日経コンピュータ