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 郵便貯金オンライン・システムで5月7日午後3時過ぎに発生したシステム障害は,同日の午後8時29分にひとまず復旧したものの,障害の原因は未だに特定できていない。5月8日は原因が分からないまま,ひとまず機能の回復を優先してオンラインを通常通り稼働させている。

 5月7日に問題が起きたのは,郵便貯金オンライン・システムと提携金融機関のシステムを接続する「対外接続系システム」。この部分の障害が原因で,「郵貯ATMで提携金融機関のカードが使えない」,「提携金融機関のATMで郵貯カードが使えない」などのトラブルが発生した。

 郵政事業庁は,対外接続系システム上で動作する電文制御プログラムに原因があると見ている。ただし問題のプログラムは,1996年1月のシステム刷新以来,順調に稼働しており,ゴールデンウイーク中に修整作業をしたわけでもない。それだけに,郵政事業庁は原因究明にてこずっている。

 対外接続系システムのアプリケーション構築は,NTTデータが担当している。ハードウエアは日立製作所製。郵政事業庁やNTTデータ,日立は障害発生時のログ・データやメモリー・ダンプを基に,原因究明作業を続けている。

大和田 尚孝=日経コンピュータ