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ADAM DX30 日本クアンタム(http://www.quantum.co.jp/)は5月15日,ハードディスクを利用したデータ・バックアップ装置「ADAM DX30」(写真)を発表した。従来のテープを利用したバックアップ装置に比べて,データ転送速度が大幅に向上できる点が特徴。出荷は9月を予定しており,市場推定価格は895万円。

 ADAM DX30は,高さが2U(約8.8cm)のきょう体に最大30台のディスク・ドライブを収容できる。記録容量は3テラバイト,転送速度は140ギガバイト/時。ディスクをRAIDで構成することで,確実なバックアップを可能にしているという。バックアップ・サーバーから,テープ・ライブラリと同じように利用可能にするエミュレート機能も備える。

 米クアンタムでストレージ・ソリューション・グループ技術開発担当副社長を務めるスティーブ・モリヒロ氏は,「テープ・ライブラリは耐久性に優れる,持ち運びができるといったメリットがある。一方のディスクにはデータの転送時間が短いなどのメリットがある。ユーザーは,当社のテープ・ライブラリ製品と今回発表したADAM DX30を併用することで,それぞれのメリットを生かした新しいバックアップ・モデルを構築できる」と語る。

 モリヒロ副社長によれば,米国では現在,大規模なSAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)をもつ金融や製造,エンタテイメント,物流などの企業がADAM DX30のベータ版を利用しているという。

松浦 龍夫=日経コンピュータ