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米IBMのスミス副社長 「Webサービスが普及していけば,企業の情報システム担当者の仕事が変わると見ている。“社内で稼働するこのシステムは,資産として持つべきものだろうか”といった,ビジネス寄りの観点で情報戦略を立てていく仕事が中心になるだろう」。

 こう語るのは,米IBMのソフトウエア・グループでWebサービスなどの先端技術を統括するロドニー・スミス副社長。「業務に不可欠なシステムだけを社内システムとして確保し,重要でないと判断したシステムやアプリケーションは,Webサービスから調達できるようになるからだ」(スミス副社長)。

 Webサービスを利用することで,社内のアプリケーション機能をサービスとして外部に提供するといったことも可能になる。これが実現すれば,「情報システム部門が社外向けの“ビジネス”と結びつき,収益をあげる事業部門に変わるチャンスになる」と,スミス副社長は力説する。

 実際に米国では,Webサービスを使い,社内システムの機能を他社にサービスとして提供する企業が出てきた。IBMの顧客企業である運送会社の米ベイキンズがその1社だ。ベイキンズは2001年7月から,社内向け配送管理システムを他の運送会社に提供している。Webサービスは,ベイキンズと各社のシステムとの間でデータをやり取りするのに使用している。

西村 崇=日経コンピュータ