シスコシステムズは5月22日,無線LAN用アクセスポイントの新製品「Cisco Aironet 1200」を発表した。特徴は,各装置がモジュール化されていること。有線LANのインタフェースやソフトが搭載してある本体ユニットに,複数の無線通信モジュールを取り付けて使用する。近い将来,54Mビット/秒の無線LANが普及した場合でも,モジュールを交換するだけで使い続けることができる。

 当初はIEEE802.11bに準拠した最大11Mビット/秒の無線通信モジュールを出荷する。その後,IEEE802.11aに準拠した最大54Mビット/秒の無線通信モジュール,IEEE802.11gに準拠した最大54Mビット/秒の無線通信モジュールなどをそろえる。IEEE802.11gは,IEEE802.11aと同じ2.4GHzの周波数帯域を使い,最大54Mビット/秒の通信速度が出せる規格である。

 シスコシステムズ マーケティング アクセススイッチング部の大金日出夫担当部長は,「セキュリティの高さも特徴の一つ」と説明する。例えば,現在最もセキュリティが高いと言われている暗号化技術「802.1x/EAP」を利用できる。「セキュリティの高さを生かして,個人向けではなく,規模の大きい事業者向けに販売していく」と言う。

 価格は本体が13万8000円,IEEE802.11bの無線通信モジュールが2万4000円。IEEE802.11aの無線通信モジュールは8月ごろに出荷する計画で,予定価格は8万2000円。IEEE802.11gの無線通信モジュールは2003年春に製品化する。こちらの価格は未定。

鈴木 孝知=日経コンピュータ