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 ストレージ・メーカーの米3PARが9月,ストレージの新製品「3PAR InServ」を日本市場で出荷する。「競合メーカーの最上位機に比べて,容量で2倍,スループットで5倍を達成する」(3PARのレックス・ウォルターズ アジア・パシフィック地域担当テクニカル・サービス・アンド・マーケティング ディレクタ)。高いスループットは,入出力処理の並列度を高めることで実現する。制御装置とディスク・ドライブをつなぐパスや,制御装置自体を冗長構成にすることで可用性も高める。

 InServの最大容量は376TB。最大147GBのディスク・ドライブを,一つのきょう体に最大2560台格納できる。データベースが管理するテーブルなどのデータ・セットを,この2560台のディスク・ドライブに分割して格納し,複数の入出力処理を同時に実行することでスループットを高める。「8KBのデータをランダムに読み込むテストをしたこところ,1秒間に10万回の処理を達成した。競合他社の最上位機と比べても5倍程度速い」(ウォルターズ ディレクタ)という。

 1台のディスク・ドライブは,2台以上の制御装置とファイバ・チャネルで結ばれているので,一つの“パス”が利用不能になってもデータ転送に支障はない。また,クラスタ構成にした最大8台の制御装置を同時に利用できるので,ある制御装置に障害が発生しても,フェイルオーバーや縮退運転によって処理を継続できる。

 「制御装置をクラスタ構成にしたストレージ製品は,InServが初めて」(ウォルターズ ディレクタ)という。さらに,複数のディスク・ドライブを組み合わせてRAID-1またはRAID-5を構成し,可用性を高めることもできる。

 3PARはInServを,ネットワンシステムズと日商エレクトロニクスの2社を通じて国内販売する。

森 永輔=日経コンピュータ