日本ユニシスは人材派遣業向けの人材管理サービス「E-StaffCreator」を強化する。このサービスは,ユーザー企業が人材管理のためのサーバーやアプリケーションを自前で持たずに,日本ユニシスにアウトソーシングできるもの。ユーザーはインターネットを通してサービスを利用する。サーバーなどを資産として持たなくてよい,人材情報などのセキュリティを自社で管理しなくてよい,といったメリットがある。

 サービスの強化点は二つ。一つ目は,日本ユニシスの提供する人材管理システムと,ユーザー企業が持つ給与計算や勤怠管理のシステムを連動させて,一連の処理を完全自動化することだ。現在は日本ユニシスの人材管理システムから,給与計算や勤怠管理の基になるデータをユーザーがCSV形式のファイルとして抽出し,個別のソフトで処理する必要がある。日本ユニシスの橋本英利アウトソーシング事業部PowerRental事業室マネージャーは,「現在は交渉中だが,夏ごろをメドに,給与計算や勤怠管理などのソフトを提供するベンダーと協業して,ユーザーがボタン一つで処理を完了できるように連動させていく予定だ」と語る。

 もう一点は検索機能の強化。人材の検索や未引当案件の検索の“切り口”を,今後さらに増やす計画だという。「このサービスはまだ今年4月に始めたばかり。新たな検索の切り口は,これから挙がってくる顧客の声を取り入れて拡充する」(橋本マネージャー)。

 日本ユニシスは今後もサービスの強化に努め,3年間で50社のユーザー獲得を目指す。すでに,医療や情報処理分野の人材派遣を手がけるアシスト(http://www.asst.co.jp/)がサービス開始当初からE-StaffCreatorを利用している。

松浦 龍夫=日経コンピュータ