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 米ヒューレット・パッカードは,SAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)の運用・管理を容易にするシステム製品「VersaStor(バーサストア)」を年内にも発売する。日本への出荷は来年初めになるという。

 VersaStorは「バーチャリゼーション」製品である。バーチャリゼーションとは,複数の物理ディスクを仮想的に統合し,ストレージ全体の運用・管理を容易にする技術のことである。接続するサーバーのOSやストレージ機器の種類,メーカーの違いは問わない。統合した仮想ディスクを,用途に応じて任意のボリューム(ドライブ)に分割することもできる。これを使う最大のメリットは,ディスクを論理ボリュームにすることで,ストレージの容量の変更などをしている間でもサーバーを止めずにすむことである。

 米HPのネットワーク・ストレージ・ソリューションズのマーク・ワトキンス マネージャ(写真右)は,「企業のサーバーが停止する原因の中で,“ストレージの設定変更による計画停止”が占める割合は20%以上である。これをなくすことで,システム管理の手間を軽減し,業務の効率化が図れる」と語る。

 米HPは,旧コンパック系列の「VersaStor」と,旧HP系列の製品「SANlink」という2系列のバーチャリゼーション製品を,現在もそのまま開発・販売している。米HP ネットワーク・ストレージ・ソリューションズのアボット・シンドラー マネージャ(写真左)は,「HPでは両製品の担当が同じビジネス・ユニットとして協力し合う体制ができている。今後は二つの製品が連携することを図る」と語る。

鈴木 孝知=日経コンピュータ