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 三菱電機は7月9日,保守・サービス業向けのSAP R/3用テンプレート「MELEBUS-Field Service」を発表した。テンプレートとは,業務の内容に沿ってパラメータを設定した“ひな型”で,インストールしてすぐに使えるソフトウエア群のこと。発売日は10月1日で,価格は3000万円から。同社は年間で10セット,10億円の売り上げを見込む。

 MELEBUS-Field Serviceは,修理・フィールドサービス,設置機器管理,定期保守,契約管理,返品修理,消耗品・部品販売といった業務に合わせたテンプレートである。主に保守・フィールド業向けにSAP R/3とSAP CRMの短期導入を支援する。三菱電機の三浦恒彦取締役第二事業本部長は,「今回のテンプレートには,グループ企業の三菱ビルテクノサービスなどで培った業務ノウハウを生かしている。これを使えば,ユーザーは短期間でシステムの導入が可能だ」と強調する。

 三菱電機はこれまで製造業向けのR/3用テンプレートを「MELEBUS(メリーバス)シリーズ」として販売している。R/3を導入した製造業では,グループ企業の保守・サービス会社にもERPやCRMのシステムを展開したいというニーズが広がっており,三菱電機はこうした需要に応えるために今回のテンプレートを製品化した。

 SAPジャパンの三村真宗CRMビジネスディベロップメントディレクターは,「製造業は今までいかに安く,高品質なものを作るかというところで勝負していた。しかし,最近は価格や品質で差がつかなくなっている。そこで製造業各社は,CRMで顧客サービスを強化しようとしている」と指摘する。

 三菱電機は今回の保守・サービス業向けテンプレートを皮切りに,対象とする業務をさらに拡大し,テンプレートを充実させていくという。

松浦 龍夫=日経コンピュータ