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 日本オラクルは7月11日,Oracle9iのリリース2を発表した。データベースの「Oracle9i Database Release 2」とアプリケーション・サーバー「Oracle9i Application Server Release 2」,新製品のWebアプリケーション開発ツール「Oracle9i Developer Suite Release 2」の三製品からなる。

 「Database Release 2」の主な強化点は,クラスタ内の全ノードのキャッシュを統合して,データベース要求を処理するキャッシュ・フュージョン技術の改良により,クラスタ全体の性能を向上させたこと。「Application Server Release 2」では特にポータルのカスタマイズ機能が向上し,天気予報やニュース,グループウエア,自分の企業の各種データなどのポートレットをクリックのみでポータル画面に表示することが可能になった。

 新製品の「Developer Suite Release 2」は従来の複数の製品を整理・統合した。J2EEに準拠した開発ツールJDeveloperと,ビジネス・インテリジェンス・ツールなどが含まれる。クラス図とJavaソースの双方向で内容の修正を可能にしているほか,アプリケーション・サーバーへの配布もウィザードで行うことができるなどの機能を搭載している。

 Oracle9i Database Release 2の出荷時期はSolaris版が8月1日,HP-UX,Tru64 UNIX,AIX,Linux,Windows版は9月9日。ライセンス価格はEnterprise Editionの場合,1CPU当たり500万円,1ユーザー当たり10万円。

 米オラクルは7月10日にコラボレーション(共同作業)向けソフト「Oracle Collaboration Suite」も発表したが,日本での発売は未定。

 業績不振が取りざたされる中での主力製品の強化発表とあって,販売目標や業績に関する発言が注目されたが,日本オラクルは質疑応答の冒頭で「7月16日に決算発表を控えているため,売り上げ目標や来期の業績についての質問は受けない」(広報)と宣言し,業績の好不調についてほのめかすこともなかった。

(松浦 龍夫=日経コンピュータ)