「日本はマンガ文化。文字ばかりのeラーニング・コンテンツでは飽きられてしまう」。SASインスティチュートジャパン(http://www.sas.com/offices/asiapacific/japan/)のカスタマーサービス本部テクニカルサポート部の佐藤元昭部長は,こう強調する。

SASのeラーニング・コンテンツ画面 SASは,同社製統計分析ソフトの利用方法を教えるeラーニング講座を9月1日に開始した。すでにSASの米国本社は,同様のeラーニングの講座を提供している。しかし,「文字ばかりのコンテンツで日本人には向かないと思ったので,独自に作り直した」(佐藤部長)。

 コンテンツはFlashなどの動画を使用(写真)。コンテンツの作成を担当したNEC eラーニング事業部の粂照彦主任は,「重要な部分を点滅させて受講者の目を引く。その間にストリーミングでコンテンツをダウンロードする。このような方法を使うことで,受講者を飽きさせないようにした」と話す。

 SASがeラーニング・コンテンツの作成をNECに依頼したのは,「当社にはeラーニングのノウハウがなく,eラーニングの設計からコンテンツの作成,運用管理まで広く担当してくれるベンダーを探していた。NECはそのノウハウと経験があったからだ」(SASの佐藤部長)。NECはeラーニング・プラットフォーム「Cultiiva Enterprise Powered By Docent」をASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)形式でSASに提供している。

 SASが現在,提供している講座は初心者向けの「SAS Basic1」のみ。2002年12月か2003年1月に「マーケティング分析」の講座を追加予定。その後も順次講座を追加し,2003年には合計6講座を提供する予定だ。SAS Basic1の受講料は2万円(学生は8000円)。「2002年12月までに200人の利用を見込んでいる」(佐藤部長)。

島田 優子=日経コンピュータ