サイボウズ(http://www.cybozu.co.jp/)は,最大数万人で利用できるグループウエアの新製品「ガルーン」を9月24日から出荷する。9月6日に開かれた記者発表会の席上で,青野慶久COO兼ガルーンプロジェクトマネージャーは「大規模に利用する場合でも,サイボウズらしく“サクサク”動くように配慮した」と,使い勝手の良さを強調した。

 ガルーンは一つのサーバーで管理するユーザーを1000人程度とし,複数のサーバーを分散して配置することで,大規模なシステム構成を可能にするとともに高速なレスポンスを確保する。掲示板などに書き込んだデータは,電子メールのプロトコルを利用してサーバー間で自動的に同期を取る仕組み。複数のガルーン・サーバーを一元管理するためのソフトも提供する。

 グループウエアとしての基本機能に加え,新たに既存の社内システムと連携できるEIP(企業情報ポータル)機能を備えた。社内にある既存のノーツ・サーバーやデータベース・サーバーと連携させて,サーバー側のデータが更新された時にEIPの利用者に通知するといった使い方ができる。グループウエアの機能は,既存のグループウエア製品「サイボウズAG」の機能と同等で,予定の管理・共有,電子メール,掲示板,施設予約管理,文書管理など。

 サイボウズは,これまでインターネット経由での直販を中心にしてきたが,ガルーンについてはすべてパートナを通じた間接販売とする。ライセンス体系も一部変更し,無償でバージョンアップできる権利を含む「継続サービスライセンス」を用意した。ガルーンを販売するパートナ企業は,NECソリューションズ,内田洋行,大塚商会,日本ビジネスコンピューター,リコーテクノシステムズの5社。さらに今後,富士通もパートナに加わる予定だ。ガルーンの価格は50ユーザーで60万円から。継続サービスライセンスは50ユーザーで年間12万円から。

坂口 裕一=日経コンピュータ