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ハロルド・カーツナー博士 「米国においてプロジェクトマネジメントは,職業(プロフェッション)の一つとして確立しつつある。多くの企業や組織は,三つのキャリアパスを持つようになった。経営者(マネジメント),技術者(テクニカル),そしてプロジェクトマネジャである」。

 プロジェクトマネジメントの第一人者である,ハロルド・カーツナー(Harold Kerzner)博士は日経コンピュータのインタビューに応じて,こう指摘した。「国際競争力を付けて生き残るために,真剣に各種のプロジェクトに取り組まざるを得なくなった企業では,プロジェクトマネジャがキャリアパスとして位置付けられるようになった」。

 博士によれば,企業がプロジェクトマネジメントを導入するカギは,教育とトレーニングに尽きるという。注意点は,プロジェクトマネジャだけではなく,社員全員をトレーニングすること。「プロジェクトマネジャだけを教育するやり方では必ず失敗する。プロジェクトマネジャをどのようにサポートすればよいかを,ラインマネジャや経営陣が理解できないからだ。第一に,経営陣の教育から始めるべきだ」(カーツナー博士)。

 カーツナー博士は,ボールドウイン-ウォレス大学の教授を務めると同時に,プロジェクトマネジメント・アソシエイツの社長を務めている。米国,欧州をはじめ世界各国で,プロジェクトマネジメントのトレーニングやコンサルティングを実施している。20冊近くの著書があり,主著「Project Management:A Systems Approach to Planning,Scheduling and Controlling」は米国の大学院などで,教科書として採用されている。

 カーツナー博士は10月に初来日し,日本でトレーニングを実施する予定である。プロジェクトマネジメントのコンサルティング/トレーニング企業であるアイシンク(http://www.i-think.co.jp/)が招聘する。

(谷島 宣之=コンピュータ第一局編集委員)