三井生命保険は9月27日、個人向け生命保険の基幹システム「新個人保険システム」を全面稼働させた。
特徴は、保険契約の業務を処理する「単機能プログラム」と、複数の単機能プログラムを制御する「業務プログラム」を分離した点。新サービスの提供などで将来的に業務処理の流れを変更する必要があっても、システムの変更個所が少なくて済む。これによって、システム全体の柔軟性や拡張性を確保できる、としている。
このほか、オンライン処理とバッチ処理を並行させる仕組みを取り入れ、オンライン処理の稼働時間を拡大できるようにした。
新システムの開発は、三井生命保険と日本IBM、両社が共同出資で設立したエムエルアイ・システムズの3社が共同で担当した。
(坂口 裕一=日経コンピュータ)