フィルタリング・ソフトの開発ベンダーであるデジタルアーツ(http://www.daj.co.jp/)は11月6日、インターネット・サービス・プロバイダ(ISP)向けのフィルタリング・ソフト「i-フィルター Active Edition」の販売を開始した。11月末にも出荷を始める。この製品を使うと、ISPは自社のインターネット利用者にアダルト・サイトなどの不快なWebサイトの閲覧を遮断する「フィルタリング・サービス」を提供できる。

 これまでも、ISP向けのフィルタリング・ソフトはあった。デジタルアーツ製品と他社製品の違いは耐障害性。デジタルアーツ製品を使う場合、ISPはWebサイトへの接続とは異なる経路に、フィルタリング用サーバーを設置できる。そのためフィルタリング・ソフトが動作するサーバーがダウンしても、インターネット接続サービスそのものは継続できる。

 他社製品は、フィルタリング用サーバーを通らなければインターネット接続ができない仕組みになっている。そのため、フィルタリング用サーバーが故障すると、インターネット接続サービスまで提供できなくなることが多かった。

 インターネット利用者の使い勝手も他社製品とは異なる。デジタルアーツ製品を使ったサービスの場合、ユーザー自身がWebブラウザからフィルタリングの設定を変更できる。Windows2000や同XPのユーザー・ログイン機能と併用すれば、家族ごとにフィルタリングの設定を変えることも可能だ。

 これらの機能は、インターネット利用者のパソコンに設定用のソフトをインストールして利用する。フィルタリングするWebサイトは「セックス」、「ヌード」、「出会い」など、カテゴリごとに設定することができる。フィルタリング可能なWebサイトの総数は、165万サイトという。

 ISPが用意するフィルタリング用サーバーの動作OSはSolaris8。インターネット利用者の動作OSは、Windows98/Me/2000/XPである。

鈴木 孝知=日経コンピュータ