ソフト開発・販売のブレインセラーズ・ドットコム(http://www.brainsellers.com/)は12月2日、PDFファイルを自動生成するソフト「biz-Stream」の新版v3を出荷する。biz-Streamは、Web経由で受け付けたユーザーの要望に合わせてPDFファイルを自動生成し、ユーザーに配信するサーバー・ソフト。「PDFファイルの生成速度が他社製品に比べて数倍速い点が売り物」(柳下剛利チーフマーケティングオフィサー)。

 biz-Stream v3の主な強化点は、(1)帳票作成ツールを追加、(2)セキュリティ機能を強化、の2点。(1)では、帳票レイアウトを作成する「biz-Streamレイアウト・デザイナ」を新たに追加する。このツールを使うと、文字や表、グラフ、バーコードの表示位置などをマウス操作で決めることができる。所定の位置に表示する文字列や数値データは、データベースやCSVファイルの項目から指定できる。マイクロソフトのExcelで作成した帳票レイアウトをbiz-Streamで転用することも可能だ。

 (2)のセキュリティに関しては、PDFファイルに対して「パスワードを入力しなければファイルを開けない」といった認証設定や電子署名の追加をできるようにする。電子署名では、日本ベリサインの電子認証サービスやエントラストジャパンの電子認証ソフトが発行するデジタル証明書を利用する。

 ファイルの作成時刻に関する情報である「タイム・スタンプ」をPDFファイルに付加する機能も備える。この機能を利用すると、PDFファイルを受け取ったユーザーは「そのファイルがいつ作成されたか」を確認できるようになる。タイム・スタンプを付加するサービスとしてアマノの時刻認証サービス「e-timing」を利用する。

 v3では以上の2点に加えて、マイクロソフトのWebサーバー・ソフト「IIS」で動作するソフト部品(COMコンポーネント)からbiz-Streamを直接呼び出して、PDFファイルを自動生成できるようにする。これまではJavaアプリケーションからしかbiz-Streamを呼び出せなかった。

 biz-Streamの動作OSは、Windows 98/NT/2000/XP、AIX、hp-ux、Solaris、Linux。価格は、開発・実行環境を合わせた「スタンダードエディション」が178万円、開発環境に限定した「デベロッパーエディション」が19万8000円。biz-Streamは、「2001年7月に発表して以来、1年半で100本の売上実績がある」(渡邉治巳社長)。全日空や東京三菱銀行、アドバンテスト、パソナといった企業が、顧客や取引先企業向けのWebシステムにbiz-Streamを導入しているという。

西村 崇=日経コンピュータ