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HPのエライアス氏 「自己調整や自己回復の機能を持ったストレージ管理ソフトウエアに力を入れていく」。米ヒューレット・パッカード(HP)は11月18日、旧コンパック統合後の新しいストレージ戦略「ENSA(Enterprise Network Storage Architecture)extended」を発表した。冒頭のコメントはその発表のなかで、米HPの上級副社長でネットワーク・ストレージ・ソリューションズ部門ゼネラル・マネジャを務めるハワード・エライアス氏(写真)が語ったもの。エライアス氏はストレージを自律化できるこれらの管理ソフト群を、「今後12~18カ月の間に出荷する」としている。

 新戦略であるENSAextendedは、「ユーザーが容易に管理でき、拡張性と復旧能力に優れたストレージ製品」(エライアス氏)に主眼を置いている。同氏は、「今後出荷するストレージ製品は、ハード製品よりソフト製品が多くなる。特にストレージ管理を容易にするためのソフトが主力になるだろう」という。

 米HPはENSAextendedに基づく新製品として、11月19日にもストレージの設定の一部を自動化するソフト「Storage Provisioner」を発表する。Storage Provisionerは、同社のシステム管理ソフトである「hp OpenView」向けのモジュール・ソフトで、アプリケーションごとにストレージの容量を割り当てるという面倒な設定を自動化する。SAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)につながるストレージやサーバーを追加したり再配置する場合の設定作業も軽減できる。

 競合他社も同様の戦略を打ち出していることについて、エライアス氏は、「ハード、ソフトのラインナップの豊富さを生かしたい。合併したことで、あらゆるインテグレーションを自社製品で構築、提供できるようになった」と強調する。

鈴木 孝知=日経コンピュータ