電力会社10社などが出資する通信事業者のパワードコム(http://www.poweredcom.net/)と、東京電力系の東京通信ネットワーク(TTNet、http://www.ttnet.co.jp/)は11月19日、来年4月1日に合併すると正式発表した。合併後の新社名はパワードコム。会長に現パワードコム社長の種市健氏(写真右)が、社長に現TTNet社長の白石智氏(同左)がそれぞれ就任する予定である。

 パワードコムはTTNetとの合併により、「法人ユーザーが集中する首都圏におけるニーズを汲み取って、サービス内容を素早く充実できるようにする」(種市社長)。加えて、全国11社の電力系通信事業者の中核であるパワードコムの経営基盤を強化することで、電力系通信事業者によるネットワーク・サービスの全国シェア拡大を図る。

 パワードコムは今後、中部電力系の通信事業者である中部テレコミュニケーションや関西電力系の大阪メディアポートなど、TTNet以外の電力系通信事業者と経営統合する可能性もある。この点について種市社長は、「必要があればやぶさかでない」と前向きな発言をした。

 ただし、種市社長は今年7月に公表したIIJグループとの事業一体化交渉については、「うまくいけば経営統合することもあり得るが、今のところ何とも言えない」と言葉を濁した。

栗原 雅=日経コンピュータ