セイコーとセイコーインスツルメンツ(SII)、セイコープレシジョン(SPI)の3社は12月4日、ネットワークの時刻認証・配信に関する製品・サービス事業を共同で進めていくと発表した。SIIとSPIはこれまで個別に進めてきた時刻認証・配信事業を、セイコーのブランドとして統一する。

 時刻認証とは、ネットワークでやり取りするデータの作成時間などを証明すること。時刻配信は、ネットワーク上にあるサーバーに正確な配信することを意味する。いずれも、インターネット上で取引が行われた時刻を証明するといった用途で注目されている。

 ブランドを提供するセイコーの村野晃一社長は、「2社の事業をセイコーのブランドに統一することで、ネットワーク上の時刻認証・配信分野のグローバル・スタンダードになることを目指したい」と意気込みを語る。3社は今回の共同事業の開始を機に、2003年度の時刻認証・配信事業において、50億円の売り上げを見込む。

 今回共同事業の対象となるのは、SIIが今年はじめに開始した時刻認証サービス「クロノトラスト」、SPIが1999年から販売を開始した時刻認証用サーバーやシステム構築サービスなどである。いずれも「SEIKO サイバータイムビジネス」というセイコーのブランドの製品・サービスに統一する。SIIとSPIはブランド統一を機に、販売や製造、開発、マーケティングを共同で進めていく。

西村 崇=日経コンピュータ