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 福岡市に本社を置く新出光(http://ns.idex.co.jp/)は9月から、本社および全国22の支店などにNAS(ネットワーク接続型ストレージ)を使ったストレージ・システムの運用を始めた。新出光ではこのNASを使って、本社から各支店に販売データや物流データを転送している。本社に4台、各支店に1台ずつで計26台の構成である。NAS機器には日本IBMの「NAS 100」を採用した。HDDの容量は480Gバイトである。

 新出光がもっとも期待している効果は、各支店にあるNASを本社から一括管理することで、ストレージ運用・管理にかかる稼働を軽減できることだ。各支店にあるNASのバックアップ作業やトラブル時の対処が、本社から直接操作できる。これにより、「支店の担当者と本社のシステム部員の両方の手間を省ける」(新出光)という。

 従来は、「トラブルが起きると、支店の担当者から状況を電話で聞いて指示をしなければならず、時間がかかっていた。だからと言って、各支店に専門のシステム部員を置く余裕はない」と語る。

 加えて各支店は、合計で600拠点にも及ぶガソリン・スタンドを管轄している。そのため、ガソリン・スタンドから送られてくるデータなど、業務に直接かかわるデータも多い。新出光では近い将来、各支店にあるファイルをネットワーク経由で本社のNASに一元的にバックアップすることを計画している。

 (鈴木 孝知=日経コンピュータ)