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 富士通は12月10日、中堅システム・インテグレータのデジタルテクノロジー(http://www.dtc.co.jp/)に対して、自社製UNIXサーバーのOEM供給を始めた。富士通が独自開発したプロセサ「SPARC64 GP」を搭載するUNIXサーバー「PRIMEPOWER」シリーズ(OSはSolaris)を基本に開発したモデルを共有する。富士通が販売するPRIMEPOWERシリーズに比べ、プロセサの周波数を高めるなどして差異化する。富士通が自社製UNIXサーバーをOEM供給するのは今回が初めて。

 富士通は今回のOEM供給で、「これまでカバーしきれなかった中規模、小規模のシステム構築案件を獲得できる」(富士通 執行役 青木隆コンピュータ事業本部長)と期待する。「電機・半導体大手のNECや日立の開発部門に高性能UNIXサーバーのニーズがあっても、競合する事業の多い当社が営業をかけるのは難しかった。中立のインテグレータであるデジタルテクノロジーなら提案活動ができる」と意気込む。

 デジタルテクノロジーは「PRIMEPOWER/WOUSU」のブランドで、富士通製サーバーを販売する。同社が強いEDA(電子回路自動設計)分野や電機、通信、半導体など製造業の開発部門、大学などの研究室に売り込む。目標販売台数は2005年度までに3500台。WOUSU(ヲウス)は日本武尊(やまとたけるのみこと)の幼少期の名前「小碓命」(をうすのみこと)からとった。

 同製品の第一弾は「PRIMEPOWER/WOUSU2800」でEDA市場をターゲットにする。動作周波数が800MHzのSPARC64 GPを1~2個搭載。主記憶は4G~16Gバイト。18.2G/36.4G/73Gバイトのハードディスク・ドライブを2基搭載できる。価格は395万円から。

広岡 延隆=日経コンピュータ